蛍光灯明るさ実験〜メロウZ PRIDE vs パルックプレミアL
以前、蛍光灯を変える記事を書いた時はメロウZとメロウZ PRIDEを選んだが、メロウZのほうは定格寿命どおり約6000時間で寿命切れ。
代わりに家にストックしてあった使いかけの蛍光灯を付けていたのだが、それも片方切れ、部屋が暗いので蛍光灯を取り替えようとヤマダ電気へ行ってみた。
いろいろ見てみるとパナソニックのパルック プレミアLも明るそうなんだけど、店頭では展示用の入れ物の色自体が違うので比較にならない……。
というわけで今回は、
メロウZ PRIDE(東芝)
VS
パルック プレミアL(Panasonic)
両方買ってきて明るさ比較実験をしてみることにした。
まずはじめに、それぞれのスペックを見てみよう。
【メロウZ PRIDE(東芝) クリアデイライト】
・定格寿命12,000時間で80%の明るさ
・反射膜コーティングで下面方向への明るさ130%
・色温度7200K
・2000(30形)、2360(32形)ルーメン
【パルック プレミアL(Panasonic) クール】
・定格寿命13,000時間で80%の明るさ
・口金まで明るい『光リング』
・色温度7200K
・2100(30形)、2480(32形)ルーメン
スペック上の違いはそれほど大きなものはなさそうだが、一番の違いは反射膜コーティングだろうか。これは、ガラス管の上方に反射膜を付けることにより下方向への光を強くするしくみ。前回は『これがあるからこっちの方が明るいだろ』くらいの判断でメロウZ PRIDEを選んだくらいだし。
両方とも一番光が白い色を選んだのだが、私の部屋の場合、11畳に3032の照明器具が2基という変な組み合わせ(しかも中途半端な位置に付いているので、暗くなる部分が多い)なので、ケルビンの高い色が必須なのだ。
前置きはこのくらいにして、比較実験をしてみよう。
わかりやすいように、デジイチでシャッタースピードと絞りを固定の同じ条件にして写真を撮ってみた。
まずは蛍光灯をつけたままのフードなし状態。
この解像度では、ほとんど違いがわからない……。
比べると、上方への光がパルックのほうが多く(メロウZは反射膜コーティングがあるため上方向への光はやや少ない)、下方向はメロウZのほうが明るい気がする。
次にフード有りの状態。
これも微妙……ですが、メロウZのほうが全体的に明るく見えるような気がしないでもない……。
だが、体感したところでは『パルック プレミアL』のほうがなんとなく明るく感じるので、暗めにしてもう一枚。
『パルック プレミアL』のほうが若干明るい……って、これも解像度を落とすとほとんど差がわからないか。光の反射もあるから、立ち位置に寄っても明るさが変わるのかな。
お次はテーブルの上の状態。
こちらもフード有無で。まずは無しから。
え〜、意外なことにテーブルの上だけを比べると、この解像度にしてもパルックのほうが明るく感じますね。
どちらもかなり明るいのですが、パルックの方がルーメンが高いからでしょうか?
色温度はどちらも一緒なのですが、パナソニックのほうが白い(青が強い)様な気もします。
フード有りは、
こんな感じ。
『パルック プレミアL』は人によっては白さがまぶしすぎるかもしれません(テーブルの木目の色合いを比べて下さい)。『メロウZ PRIDE』のほうがうたい文句通り『目にやさしい』かも……。
今回は、上方向への光が若干強いためか、なんとなく部屋全体が明るく見えた『パルック プレミアL』を付けることにした。
『メロウZ PRIDE』は、もう一つの蛍光灯が来年早々には切れるハズなので、そちらに取り付けようと思います。
まぁ結果から言えば、両方とも十分明るく、私の部屋では大差はありませんでした。
そして、比較実験とか言いながら何ですが、部屋の状況(間取り、壁までの距離、壁紙の色、カーテンの色)によって、どちらが明るいとは一概には言えそうに有りません。
天井の色が明るく、天井の反射が見込める部屋には『パルック プレミアL』。天井が暗く、反射が見込めないので部屋は下方への明かりが強い『メロウZ PRIDE』など使い分けるのがいいのかも。照明器具が天井にベタ付けか、離れているかでも選択が別れそうですね。
あとは、販売価格で選んでもいいんじゃないですかね?
(※あくまで個人的な見解です)
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コメント
テーブルの上の写真を見るとメロウZ PRIDEの方が影の黒がクッキリしているので
性能的にはメロウZ PRIDEの方が上のようですね。
参考になりました。
投稿: ボブ&キース | 2012年2月24日 (金) 23時00分
壁紙や天井色など環境によっても変わってくると思いますが、参考になれば幸いです。
数年前の記事なので、今はもっと良い蛍光灯があるのかもしれませんね。
投稿: まさかず | 2012年2月26日 (日) 03時41分